理科:支笏湖の水質とカルデラ湖 - エース学院

理科:支笏湖の水質とカルデラ湖

こんにちは。スタッフブログ土曜担当の大場です。

早いもので、もうも終わりが近付いてきましたね!

夏期講習を挟み、更新が久々になってしまい申し訳ありません💦

 

エース学院では、23日(水)のまとめテストを以て長かった夏期講習も幕を閉じました。

暑い中、塾生たちは元気に塾に通い、頑張って勉強に取り組んでくれました📖

送り出してくださった保護者の皆さま、本当にご協力ありがとうございました。

 

中学受験生は、月~金で朝から夕方までとボリュームたっぷりの講習でしたが、

塾に来てしまえば周りの仲間もいるので何だかんだで楽しく過ぎていったようです。

特に私小6生は8月が終われば受験までいよいよあと5か月!

9月からは本格的に直前講習で過去問を扱っていきますので、

チーム一丸となって頑張っていきましょう!

 

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さて、みなさんこの夏はどこかお出かけに行かれましたか?

 

生徒たちからは、お盆休み明けに色んなお土産話を聞く事ができました!

日本各地や海外で、楽しい思い出をたくさん作ってきたようです🌴

 

わたしはお休みの間に、北海道の札幌を訪れてきました!

北海道と言えば海鮮や乳製品、野菜など食べるものなんでも美味しくて大満足の旅でしたが、

今回のブログでは支笏湖を取り上げて理科に関わるお話しをしようと思います。

 

支笏湖に行ってみて驚いたのは、何よりもその透明度の高さです!

クリアカヤックという、底が透明ガラスでできているカヤックに乗ったのですが、

湖の底や泳ぐ魚がはっきりと見えて、まるで浮いているかのような感覚を味わえました!

 

 

支笏湖の水質は、9年連続で日本一になったほど綺麗だそう!

そしてその水質の高さの秘密は、支笏湖の成り立ちに隠されています。

 

支笏湖は、約4.4万年前に起きた大噴火によってできたカルデラ湖です。

 

カルデラは、シリーズ理科5下第14回「大地の変化(2)」で習った事がある人もいるはずですね!

大爆発によって土地が大きくくぼんでできた地形のことです。

社会の地理でも、熊本県の阿蘇山のカルデラを習った事があると思います。

 

カルデラ湖とは、そうしてできたくぼみ(カルデラ)に水がたまってできた湖です。

青森県・秋田県にまたがる十和田湖が有名ですが、

北海道には摩周湖・屈斜路湖・阿寒湖・洞爺湖などたくさんのカルデラ湖が存在します。

 

通常の湖は、川が流れ込んでいるためその川の水質の影響を受けてしまいますが、

カルデラ湖は雨水や湧き水のみでできているため、とても綺麗な水質を保てるのです。

 

支笏湖の湖底には、倒木や何十年も昔に沈んだ木製の船がいくつもそのまま残っていて、

まるでそこだけ時間がとまっているかのように静かな世界が広がっていました。

この青く神秘的な湖は、細菌や微生物も少なく、水温も一年を通して低いため、

生きものの死骸も何年も腐敗せずにそのままの姿を保つのだそうです。

どこまでも透明で美しい湖ですが、眺めているとどこか空恐ろしいような感覚を覚えました。

 

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 さて、カルデラがあるという事は地下に噴火のもととなったマグマだまりがあるという事で、

支笏湖の周辺にはマグマによって熱せられた温泉が湧いています

 

わたしも、支笏湖に直接つながったこれぞ露天風呂!という昔ながらの温泉を楽しんできました。

冷たい湖の水が流れ込んでも丁度いい湯加減なんて、地熱のパワーは凄いですよね!

 

旅先で色々な温泉が楽しめるのは、世界有数の火山大国である日本のいいところですね。

その土地のマグマの温度の高低などによって、日本では様々なタイプの火山を見る事ができます。

マグマや火山、噴火のメカニズムなどもシリーズで習いましたね。

もし温泉旅行にお出かけの際は、ぜひその温泉がどのように湧いているのか調べてみてください!

 

 

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いよいよ夏休みもおしまいですね!

来週から学校が始まるところが多いようです。

塾も後期に入り、また新しい体制でみなさんをサポートしてまいります!

残暑が厳しい折ですので、体調を崩されませんようお気をつけください。

 

 

 

 

 

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